【三国祭り】完全密着!山車番に懸ける想いとは!?

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5月19,20,21日に行われた三国祭りは、

大盛況のまま幕を閉じました。

 

三国祭りの概要については、

↓コチラをご覧ください。

【三国祭り2018】高さ6.5mの巨大な山車が三国の街を練り歩く!

今回は、三国祭りのメインである

山車(やま)

六番山車北末広区に完全密着!

 

 

数年に一度しか回ってこない

山車番に懸ける、

地域住民の熱い想いに迫ります!

 

そもそも山車番って?

 

町内には現在18基の山車が伝えられている。古くからの区は1区毎に所有しているが、比較的新しい区は数区で1基の山車を共有している。 例年奉納される山車は6基が基本で、山車を出す当番区のことを山車番(やまばん)という。
古くからの区は3年に1度だが、8年に1度程度の区もある。(引用)

 

「山車番なので仕事休みます」?

 

三国祭りは5月19,20,21日と

日付が固定なので、

ほとんどの年が平日となってしまいます・・・

 

しかし、山車番はその区にとって

数年に一度の一大イベント!

 

皆、貴重な有給休暇を消費してでも、

山車番に臨みます。

 

舵棒リーダーのKさんは、青年会最年少の23歳「祭りに比べたら仕事なんて二の次でしょ!」とのことでした(笑)

 

また、県外に住んでいても、山車番の

ために帰省するという人は少なくなく、

今回密着した北末広区では、

 

全家庭から90%以上の(元)住民

山車の巡行に参加しました。

 

真ん中のTさんは福岡からの帰省!
翌日の朝には実家を出発し、
20時から福岡で仕事があったそうです!

 

山車番で感動の再会!!

 

北末広区では、午前9時の出発を控え、

その1時間前に集合。

 

「あんた〇〇かぁ~?

誰か分からんかったわ!」

「いこ(大きく)なったのぉ~!」

 

山車の曳き手は約100名!

 

再会を喜ぶ声が飛び交う中、順々に記念撮影。

現在でこそ少子化が進んでしまった

北末広区ですが、懐かしの”子供会”がこの日

限りの復活!

 

三国祭りの新たな担い手!

 

皆活躍の地はバラバラですが、

集まってみれば幼い頃の仲の良さが再現され、

 

田舎ならではの学年を超えた絆

の深さを感じました。

 

三国祭りにも世代交代の波!?

 

スポーツ界や芸能界で、長く活躍したスターが

多く引退し、「世代交代」と騒がれる昨今。

その波は、江戸時代から続く三国祭りにも……

 

北末広区には、60歳前後で同世代の男性が

家主となっている家庭が10軒以上。

 

彼らが長らく区の中心として、山車の巡行では

花形の舵棒を担当してきました。

 

舵棒は肩に担いで操るため、緩衝材代わりにスポンジを巻く工夫!

 

しかし彼らも還暦間近。

重労働の舵棒なんて担当できません・・・

 

そこで、次世代の北末広区を担うのが、

彼らの息子たち!

 

北末広区青年会。
区民の思いを胸に、山車を操る!

 

前回の山車番では学生だった子供たちも、

8年後の今回は立派な大人に成長し、北末広区

の新たな中心として、初めての舵棒に挑戦!!

 

巡行開始!いざ三国の街へ!

 

地元である北末広区内を、練習も兼ねて

練り歩いた後は、いよいよ奉納先である

三國神社へ!

 

19日の例大祭では女子小学生による
「浦安の舞」を奉納します。

 

神社に近づくにつれ、舵棒のテンションも

最高潮!思い出話に花を咲かせながら、

露店をよけ、狭い路地を曲がり・・・

 

露店の屋根はこんなに上がります!

 

正午頃、三國神社前に6基の山車が

整列して奉納。今年は中日が日曜日とあって、

多くの人でごった返していました!

 

神社前の混雑は一目瞭然!

 

囃子方の合同演奏に観客も涙?

 

山車に乗り込む小学生の囃子方にとって、

最大の見せ場は、

6基合同での「しっちょめ」合同演奏!

 

男の子は「えいやー」
女の子は「はいやー」
と元気な掛け声!

 

この時だけは囃子方全員が同時に

山車に乗り込み、

 

「一番元気で上手なのは自分たちだ!」

と言わんばかりの、熱の入った演奏。

 

 

山車の前でビデオを撮るお父さん。

普段の練習同様、手拍子と掛け声で

応援するお母さん。

 

さらには、赤の他人である観客までもが、

感動の涙拍手喝采に包まれました。

 

山車の巡行は難所続き!?

 

山車の見せ場は、やはり大きな方向転換

横幅いっぱいの道には、電柱や街灯……

 

武者人形は紙製なので、

ぶつかれば一巻の終わりです。

時には踏切に遭遇することも・・・

 

 

あれだけの巨大な山車を動かすには

勢いも必要なので、慎重かつ大胆に、

”ひと息で”舵を切ります。

 

 

舵棒ベテラン勢の経験と、若い力の融合は、

見る者を唸らせ、

本人達を歓喜の渦へ導きます!

 

山車は近隣区民の想いと共に…

 

三国祭りもいよいよ終盤。

三国駅前に山車が整列する午後6時頃。

 

山車と同じくらい高い所に提灯の付いた

棒を持って集まる人々がいます。

 

山車番でない近隣区民による、

近迎え提灯です。

 

近迎え提灯が夜の道を照らし、 各地区まで先導します。

 

北末広区の山車番は、8年に1回。

そして、山車の台は、持ち回り8区の

共有財産なのです。

 

上を見上げるIさんの役目は「てこ棒」。
障害物との距離、車輪の動き方。
常に注意を怠らず、山車を守ります。

 

8年間募らせてきた山車番への想いと、

山車番でない近隣7区の想いを乗せ、

山車は三国祭りを、三国の街を盛り立てます。

 

終わりに

 

今回8年ぶりに三国祭りに参加して、

昔と変わらぬ華やかさや地元住民の情熱を

感じるとともに、

来場者・露店の減少を肌で感じました。

 

「世代交代」と言ってはみたものの、

武者人形の人形師は後継者不足。山車番も

曳手不足で、ボランティアを募るほどです。

 

しかし、北陸三大祭りの一つとされる、

無形文化財の三国祭りは、それでもなお三国

町民に愛され、福井県全体の財産です。

 

翌日の地元紙!

 

”湊町三國の栄華”を絶やしてはいけない。

 

越前三国湊風景之図(引用)

 

地元住民は、三国祭りの再興を諦めていま

せん。彼らが内に秘める三国人の気概を、

目で、耳で、肌で感じる。

 

その瞬間、きっとあなたも三国祭りの虜です。

 

※個人情報保護のため、一部の写真を加工しています。

平野写真館様より、一部写真を提供していただきました。




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